奥歯の歯列の重要性について

奥歯の噛み合わせが悪いってどういうこと?

まず奥歯の噛み合わせが悪いという状態がどういうものかピンとこない方の方が多いでしょう。
奥歯の噛み合わせが悪い状態、いわゆる不正咬合は主に二つに分かれます。
一つは他の歯に比べて奥歯が高くなり嚙み合わせることができない状態で、もう一つは奥歯が他の歯より低くなって噛み合わせが深くなりすぎる状態の二つです。
前者は開咬(かいこう)あるいはオープンバイトと呼ばれる不正咬合の原因となり、後者は過蓋咬合(かがいこうごう)あるいはディープバイトと呼ばれる不正咬合を引き起こし、いずれも放置しておくと他の歯や身体機能に悪影響を及ぼし、様々な症状を併発させる原因となります。
注意が必要なのは、歯医者で診てもらう際に力を入れて嚙み合わせると不正咬合があっても一見すると正常な咬合に見えるため、あくまで自然な状態での噛み合わせを基準にして下さい。

奥歯の嚙み合わせが悪いと出る症状

奥歯の噛み合わせ不良は、前述したオープンバイトやディープバイトの他にも悪影響を及ぼします。
一番目に見えて判る問題は咀嚼不良です。奥歯は口に入れた食物を細かくすり潰すっ役割を持っていますが、噛み合わせが悪いと当然うまく機能しません。
更に、奥歯は食物を咀嚼しすり潰す役割以外にも嚙み合わせることによって顎関節を支えるという機能があります。
つまり奥歯の噛み合わせに異常をきたすと、他の歯だけでなく顎関節にも異常が発生してしまうのです。
奥歯が周囲の歯より高い場合は下顎が押し下げられる状態になり、奥歯が周囲の歯より低いか失ってしまった場合は噛み合わせた際の衝撃を奥歯が和らげることができなくなり、いずれも顎関節への負担が増大し、変形を招くことになります。