不正咬合のデメリットについて

オープンバイトのデメリット

オープンバイトは歯同士の噛み合わせが悪くて開いたままになっている状態のことを指し、しばしば奥歯の歯列が原因で起こる症状です。
オープンバイトになると虫歯や歯周病のリスクが高くなり、ドライマウスや口臭の悪化、咀嚼不良などの症状を併発させ、口内環境を甚だしく悪化させます。
また、オープンバイトの最大の問題点は将来的に歯を失う危険性を増大させるところにあります。
例を挙げると、老年期の歯の健康の目安である「80歳になっても20本以上自分の歯を保っている」、いわゆる8020を達成されている方の中にオープンバイトの方は一人もいません(平成28年 歯科疾患実態調査)。
つまり、オープンバイトを放置しておくとほぼ確実に8020を達成することが不可能になってしまうのです。

ディープバイトのデメリット

ディープバイトは上下の歯の咬み合わせが深過ぎて上の歯が下の歯を覆い隠しているような状態のことを指し、オープンバイトと同様に奥歯の歯列の乱れが原因で起こります。
ディープバイトのデメリットは、顎に負担がかかるため顎関節症になりやすくなることと、下顎が奥に押し込まれてしまう傾向があるのでエラが張ったり下顎が後退したりなどの骨格の変形を招くことが挙げられます。
また、前歯が過剰に前に出るため唇や下の歯茎を傷つけて炎症の原因となったり、下の前歯を圧迫して更なる歯列の乱れにつながったりすることも見過ごせません。
加えて、オープンバイトと同じく虫歯や歯周病のリスクを高めるため将来的に歯の欠損につながる危険性もあります。
基本的に80歳で歯が20本以上残っている方のほとんどは正常な噛み合わせの持ち主なので、歯の健康を維持するためにはやはりディープバイトも早めに矯正した方が良いでしょう。